混迷する三洋電機

経営再建中の三洋電機の野中ともよ会長が同日付で辞任したとの発表があった。

理由は過去の不適切な決算処理への調査や対応策をめぐり、大株主である金融機関出身の取締役と意見が対立したとあるが、就任後1年九ケ月の経営舞台から去るのには早すぎるのではないか。

巨額の赤字で引責辞任した井植敏前会長の後を引き継ぎ、井植敏雅社長と再建に当たったが、世襲批判をかわすことが出来なかった。

元々巨額赤字の原因は井植一族による世襲経営の体質から蓄積してきたもので諸悪の根源は、世襲によるたらい回しが最大の原因ではないかと思う。

今の財産は世襲一族だけのものではない。

多くの従業員、家族、株主がどれほど迷惑をしているか判っているのか!

井植一族が去就しないかぎり、三洋電機の再建はあり得ない!

会社は特定個人の物ではない!