これで良いのか今の政治! どう考えても納得がいかない!
郵政民営化に反対して自民党を離党した「造反組」無所属衆院議員12人がそろって復党願を11月27日(月)提出した。
いったい、1年前余りの解散・総選挙で約760億も費やした民営化法案はいったい何だったのか?
政治はそんなもんだ!と言ってしまえば話にもならないが、我々国民側からみれば目に余る思いである。
自民党の片山虎之助参院幹事長が、[小異をとがめるより大同についた方が日本の将来の政治のために良い]とか、なんと無責任極まる、訳の分からない事を並べているが本音は、交付される政党交付金、自民党側では来夏の参院選対策である事が見え見えである。
平沼元経済産業相は誓約書を提出せず信念を貫いたと言っているが、信念を貫くのであれば何故復党願いをだすのか解らない?
現在、造反組の窓口役を務める平沼元経済産業相と中川幹事長で協議をされている事についても中味はよく判らないが、政党・政治家の利益が優先され、世論つまり国民を軽視する形になっている。
自民党幹部の中で(青木・・・)よく言っている言葉に、”人情でござる”、が出てくる。
どこかで聞いたセリフで・・・「殿中でござる!」によく似ているじゃございませんか?
そう、元禄14年3月14日、赤穂藩主 浅野内匠頭(あさのたくみのかみ)が、江戸城・松の廊下で吉良上野介(きらこうづけのすけ)に斬りかかり殿中、その責任をとり切腹を命じられた。
吉良上野介にはおとがめがなかったことに、大石内蔵助筆頭に赤穂47士が討ち入りを元禄15年12月14日晩決行した。
この『忠臣蔵』が、毎年12月なると昔、テレビ・映画でよく見た内容が思い出されてきます。
主君の仇討ちを死覚悟で忠誠を尽くした赤穂浪士47人と、今回「造反組」の12人との性質は違うが、なんとなくよく似ているような感じがしてなりません。
そう言った見方をすれば、殿中を郵政民営化に反対したに置き換え、切腹を自民党離党勧告で考えるならば、討ち入りは自らが郵政民営化反対で頂いた有権者の声に耳を傾け、初志貫徹で、
信念を貫くのが常道ではないか。国民に対する忠義ではないか。
国民の約50~60%が復党はちょっとおかしい、と言っている事なのに人情を優先すべき、日本の将来の為だとか、自分たちの(政治家)都合勝手な事ばかり言っている。
国民の視点に立った政治が行われていない。
政治家は一度言ったこと、ましてや有権者に公約した事を、わずか1年余りで破るのですか?
約束は破るためにあると、子供に教えれば良いのですか? それとも政治家だけは特別ですか?
国民をバカにするな!